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寒くなったら水道管の凍結にご注意ください

水道局からのお願い

令和5年1月下旬の寒波では、北陸地方の一部地域にて断水などの供給障害に至った事例も報道されています。
水道管破裂による漏水に加えて、多くの家庭で凍結防止対策のための蛇口放水や融雪のため散水等を行うと、市内の配水量が大幅に増加し、配水池の水位が保てないなど、需給がひっ迫する恐れがあります。
そのため、それぞれのご家庭のおいては、水抜栓を正しく使用して凍結防止を行うとともに、普段通りの水の使用を心がけてください。

こんな時は凍結に注意

旅行・帰省などで数日間水道を使用しないときや、気温が氷点下4℃以下になると水道が凍結しやすくなります。屋外、北側で日が当たらない場所、風当たりの強いところ、むき出しになっている水道管などは特に注意が必要です。
また、ご家庭の水道管はお客さまの財産です。解氷作業や修繕工事はお客さまの費用負担となります。漏水などで生じた水道料金についても、必ずしも減免の対象とはなりませんので、併せてご留意ください。
天気予報に注意して水道管を凍結から守りましょう。


あなたにもできる 凍結を防ぐ方法

水抜栓とは?

水道管を凍結から守るために設置されているのが「水抜栓」です。設置されている場所はご家庭によりさまざまですが、凍結させないように水道管の水を抜くための装置です。ハンドル式と電動式がありますので、普段から水抜栓の場所と動作の確認をしておきましょう。
また、水抜栓の無い暖かい地域では、水道管の凍結防止のために蛇口から少量の放水を推奨する場合もありますが、水抜栓が設置されている建物では、水抜栓の操作が最も効果的です。


水抜栓(ハンドル式)の操作方法

水抜栓のハンドルを右に止まるまで回します。その後に蛇口を開けて水が出なくなることを確認します。できれば屋内にある全ての蛇口を開けてください。
水抜操作をしても水が出ている場合は、水抜栓の故障が考えられますので、水道修繕受付センターまでご相談ください。
冬季間は屋外の蛇口も忘れずに水抜きを行ってください。電熱線ヒーターで凍結防止をしている場合でも、水抜きを行えば確実です。また、屋外給湯器も機器の取扱説明書に従って確実に水抜きを行うことをお勧めします。

屋内操作型水抜栓の場所の図 屋外操作型水抜栓の場所の図 水抜栓は時計回りに回すと閉まります

再び使い始める時には、全ての蛇口が閉じていることを確認してから水抜栓を左に止まるまで回してください。


電動式水抜栓(自動・手動)の操作

平成4年4月以降に新築されたアパートには、電動式水抜栓(自動・手動)がついているものもあります。
自動式は、水道管内の温度がプラス0.3℃以下になると温度センサーが感知して自動的に水を抜くようになります。手動式は、水抜ボタンを押すことにより水抜きが行われます。

電動式水抜栓の図

再び水を使う時は、通水ボタンを押してください。(操作盤は台所、洗面所、玄関等の壁面にあります。)

通水ボタンを押しても水が出ないときは、水抜栓の故障と思われますので、管理されている方や、お近くの仙台市指定給水装置工事事業者へお問い合わせください。

凍結事故を防ぐためにも、冬期間は電源を切らないようにしてください。


水道管の保温

むき出しになっている水道管は、発泡スチロール製の保温材などで保温してください。また、加温式(電熱式)凍結防止器を利用する方法もあります。
(取り付ける場合は仙台市指定給水装置工事事業者にご相談ください。)

水道管保温の図。むき出し部分の保温を十分に。 水道管保温の図。発泡スチロールの保温材などで保温。

メーターボックス内の保温

写真のように、厚みのある水色の蓋は耐寒型であり、中に保温材が入っているため、凍結の可能性は低くなっています。
しかし、厚みのない水色の蓋や金属製の蓋の場合は、気温の低下によって水道が凍結する可能性がありますので、下の絵のように発泡スチロールや布をビニール袋に詰めたものをメーターボックスの中に入れて、保温してください。

青い蓋のメーターボックス

また、ご希望の方にメーター保温材の配布を無料で行っております。
なお、配布できる個数には限りがありますので、ご了承ください。

  • 配布場所
    • 仙台市水道局本庁舎 1階案内(仙台市太白区南大野田29-1)
    • 仙台市水道局市役所料金センター(青葉区国分町3-7-1 仙台市役所本庁舎1階)
    • 仙台市水道局北料金センター(泉区泉中央2-1-1 泉区役所東庁舎3階)
保温材を置いたメーターボックスの中の断面図

給湯器の保温

取り付けられている加温式(電熱式)凍結防止器のコンセントプラグがコンセントに差し込まれていることに加え、通電していることを確認してください。併せて、配管に保温テープを巻きつけることも凍結防止対策として有効です。
なお、コンセントに差し込んでも電源ランプが点灯しない場合は、断線している恐れがあります。

給湯器の保温の図

その他の凍結防止のポイント

  • 冬になるといつも水道管が凍結してしまうご家庭は、水道の防寒設備や水抜栓の改善が必要な場合がありますので、お近くの仙台市指定給水装置工事事業者にご相談ください。
  • マンションなどの中高層ビルにお住まいの方は、水道が凍結や故障した場合には、ビルを管理されている方にご連絡ください。受水槽以降の設備の維持管理は所有者または管理人が行うことになっています。(管理されている方は、仙台市指定給水装置工事事業者へ依頼してください。)
  • 電気解氷器が原因と思われる事故が報道されています。解氷器を使用する場合には、作業中は現場を離れないなど使用上の注意事項を十分守るようにお願いします。
  • どこに修繕を依頼したらよいか分からない場合は、指定給水装置工事事業者の中から公募で登録された地元密着型水道修繕登録店が対応できますので、ご活用ください。



もしも凍結してしまったときは…

立ち上がり管の場合

防寒水栓柱(ビニール製)の外ぶたとその中の白い中ぶた(発泡スチロール製)をはずし、水道管に直接ぬるま湯※をかけてください。

※注意:熱湯をかけてしまうと、水道管や蛇口を破損する恐れがあります。

立ち上がり管の解凍の様子

蛇口の場合

蛇口にタオルをあてて、その上からぬるま湯※をかけてください。
(タオルをあてるのは、余熱を利用するためです。)
また、室内を暖めたうえで、ドライヤーの温風を凍結した部分に当てることも有効です。

※注意:熱湯をかけてしまうと、水道管や蛇口を破損する恐れがあります。

蛇口の解凍の様子

メーター前後部分の場合

メーターの両側にあるパイプ部分にタオルをあててぬるま湯※をかけてください。
メーターにお湯をかけると破損しますから絶対にかけないでください。

※注意:熱湯をかけてしまうと、水道管とメーターを破損する恐れがあります。

メーターボックス内のパイプの解凍の様子。メーターにはお湯を掛けないでください。
お問い合わせ先

仙台市水道修繕受付センター

電話番号:022-304-3299

ファクス:022-304-3318