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災害時の応急給水
 
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  水道局からのお知らせ  
安心な水道を目指して古い水道管を地震に強い新しい水道管に入れ替える工事の流れを、6つの場面に分けてご紹介します。道路の下には水道管のほか、ガス管や下水道管など私たちの生活を支える管が埋まっています。新しい水道管を埋設するため、工事をする路線上を何カ所か掘り、地下の状況を調べて、具体的な埋設位置を検討します。事前調査の結果をもとに、何も埋設されていないスペースを掘って、1日に20~30mずつ新しい水道管を埋設していきます。
1日の作業の終わりには、歩行者や車両が通行できるように掘った部分を埋め戻して仮舗装します。
新しい水道管にも仮に水を流して、ご家庭の給水管を1軒ずつつなぎ替えます。古い水道管を切り離し、新しい水道管に水の流れを切り替えます。このとき、数時間断水になったり、濁った水が出る場合があります。道路を掘って、役割を終えた古い水道管を撤去します。
撤去後は②と同様に埋め戻して仮舗装します。
最後に掘った道路をきれいに舗装して、工事が完了します。こうして、年間約16kmの水道管を地震に強い水道管に更新しています。
 
 
管路整備課304-0049
 
安心な水道を目指して仙台市の水道管の多くは、昭和30年から50年頃にかけて集中的に整備されたもので、これらは長期的な耐久性や耐震性能が十分ではないものが多く、老朽化も徐々に進行しています。 例えば、当時のダクタイル鋳鉄管は、劣化を防ぐ性能が十分ではないため、長期間の使用により内面のさびによる濁り水や水圧低下の発生、外面の腐食による漏水やそれに伴う断水などを引き起こすことがあります。また、管と管の接続部分が耐震構造となっていない管では、地震で管が外れ漏水するリスクが高く、大きな課題となっています。ダクタイル鋳鉄管の外面腐食による漏水発生状況
※水流を弱めた後のため、漏水量
 が少なく見えます。
平常時にも災害時にも安定的な給水を確保するため、水道局では老朽化した水道管を計画的に更新する工事(新しい管への交換)を進めています。 現在、仙台市で採用している水道管は、十分な耐震性を備え腐食を防ぐ性能に優れた「高機能ダクタイル鋳鉄管」を基本としています。従来の管では平均40年程度と考えられている耐久性が、80年以上に高まることが期待されています。管路の更新事業においては、地震への備えと管路の長寿命化を考慮し、強くて安心な水道づくりとライフサイクルコストの低減を目指しています。
 
 
計画課(計画係)304-0030
 
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