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毎日なにげなく使っている水。安心して使っていただける水を届けるために、これまで
取り組んできた歴史を昔と今の比較でご紹介します。
木材で作られた樋 。継目から水が漏れる
こともあり、なかなかうまくいきませんでした。
硬度が高い一方、衝撃に弱く壊れやすく、
内側がさびやすい。
従来の鋳鉄管に比べて強度が高くなり、
衝撃に強くさびにくい。
※ここでは水道局が管理している配水管をベースにその変遷を記載しています。
マグニチュード9.0の東日本大震災の際、耐震化された水道管に被害はありませんでした。仙台の水道は、耐震性がある水道管の割合が86.6%(平成27年度)と、積極的に耐震化に取り組んでいます。今後も古い水道管を順次、地震に強い材質・構造のものへと更新していきます。
耐震化された水道管は、鎖のように強くつながっているので地震で揺れても抜けることがないのが特長。まさに「柳に雪折れ無し」ですね。
水道局キャラクター
ウォッターくん
大正時代、仙台市で初めて浄水場として稼働を始めた「中原浄水場」で採用されたのが「緩速ろ過」。広い敷地に砂や小石を敷き詰め、長い時間をかけて水を下の層に浸透させ、砂に付着した微生物の浄化機能によりろ過する方式です。それまで河川水などをそのまま飲食に使用していたのに比べ、はるかに衛生的に水道水を供給できるようになりました。
終戦後に日本へ入ってきた技術で、水の中の汚れ物質を薬品によって凝集させて、砂の層に「緩速ろ過」よりも速い流速で水を流すのが「急速ろ過」。現在、日本の浄水処理方法の主流となっています。処理のスピードは、緩速ろ過に比べて約30倍もの速さで、水の濁りがひどい場合でも不純物を取り除くことができます。仙台の主要な浄水場は、今は全て急速ろ過方式を使っています。
急速ろ過は、少ない敷地面積でたくさんの水道水をつくることができます。人口が多い都市部では、よりスピーディに浄水できるという利点があります。
また、緩速ろ過では、ろ過砂のよごれた部分を取り除く「掻き取り」を人力で行っていました。一方急速ろ過では、自動的にろ過砂のよごれをとるしくみとなっています。
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水を運ぶ長い長い道である水道管は、今も昔も多くの道具を使ってつないでいます。それらの道具を作るために、1970年代初め頃までは、水道局の職員に鍛冶職人がいました。
さらに時代をさかのぼると昭和の初め頃までは水道夫がおり、大八車に工具や水道管を乗せて現場へ向かい、漏水などを修復しました。
今年4月にリニューアルした水道記念館の「水道のあゆみゾーン」では、そんな興味深い水道ヒストリーが紹介されています。
職員の鍛冶職人が
使っていた鉄精錬の
ための器具、鞴(ふいご)※
大八車に工具を
乗せて故障現場へ
※鞴(ふいご)
鉄を真っ赤に焼いて、工具を作るために火を起こす道具
平成27年3月の国連防災世界会議で配布し、ご好評いただいた「ごくりきらり せんだい」を、下記の店舗等で販売しています。会合でのおもてなしや仙台みやげに、ぜひご活用ください。
●ローソン仙台市役所店(仙台市役所 地下1階)
●ローソン仙台勾当台公園前店(勾当台公園市民広場の西隣)
●仙台市博物館 2階 ミュージアムショップ
●仙台国際センター 1階 レストラン「カフェ リーフ」
●仙台市農業園芸センター売店
●藤崎本館 地下2階 「マイキッチン」
※藤崎本館では、代金引換で市内・全国発送も行います。
●仙台市宮城地区観光案内所(作並駅構内)
仙台の水道を支える水源の一つである青下水源地。
落ち葉を踏みしめながらの散策はいかがでしょうか。
ノルディックポールの貸し出しも行っています。
青葉区熊ケ根字大原道地内
TEL 393-2188(FAX兼用)
開館時間 9:30~16:00
休館日:月曜(祝日を除く)
祝日の翌日(土・日曜、祝日を除く)
水道記念館とその周辺の
青下水源地は、12月1日(木)
から冬休みに入ります。
次期開館は、平成29年
4月1日(土)の予定です。
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