水道水は、毎日の生活になくてはならないもの。
そんな毎日使う水道水だからこそ、ちょっと工夫して使うことが快適なくらしにつながります。今回は「料理」と「お風呂」の2つの生活シーンで、水を使ったくらしのヒントをご紹介いたします。
仙台市の水道水はミネラル分の少ないまろやかな軟水。出汁をとると、旨み成分が十分に生かされ、本来の味や香りを引き出してくれ、和食との相性が良いといわれています。
和食の味の決め手となる出汁ですが、毎回出汁をとるのは面倒という方、意外と多いのではないでしょうか? でも水出汁ならとっても簡単なんです!料理研究家の鈴木茜先生に教えていだだきました。
料理が苦手な人も褒められ料理ができちゃう水出汁
水出汁とは、通常は湯で抽出する出汁を水につけるだけでできる出汁のことです。つくり方は、鰹節や昆布、煮干しなどを一晩水に漬けておくだけで、とても簡単!
さらに、火を通した出汁よりも、雑味やえぐみが少なく、上品な味わいになります。
水1Lに対して、出汁となる鰹節、昆布、煮干しなどを組み合わせて15~20g用意してください。
水 1L
だし昆布:15〜20g
だし昆布は固く絞った濡れ布巾で表面を軽くふいて、水につけて一晩おく。(6時間以上)
※冷蔵庫に入れて2~3日で使い切るとよいでしょう。
水:1L
煮干し:10g
だし昆布:10g
だし昆布は固く絞った濡れ布巾で表面を軽くふく。
煮干しと一緒に水につけて一晩おく。(6時間以上)
※水出汁をつくるときの煮干しは雑味が出にくいので、ワタを取る必要はありません。
※冷蔵庫に入れて2~3日で使い切るとよいでしょう。
※お好みでマスタードなどをつけていただきましょう!
今回ご紹介した料理のほかに、茶わん蒸しや、煮物、みそ汁などにもお勧めです。
1日の疲れを癒すお風呂には、心と体に良い影響をもたらす複数の効果が期待されています。全身の疲れが取れ、心がリラックスし、心地よい睡眠へと誘ってくれるお風呂を最大限に活用して、寒い冬を元気に乗り切りましょう!
一般的な浴槽の場合、お風呂の水量は約200Lです。
一方シャワーは、5分間流し続けると約60Lの水を使用。単純に計算すると10分で120L、20分ではなんと240Lになります。水を節約するためには、家族が多いご家庭ではお風呂を上手に活用したり、シャンプーや体を洗っている時はこまめにシャワーを止めたりするよう心がけましょう。