水の味に影響を及ぼす水質要素には種々のものがありますが、蒸発残留物、カルシウム・マグネシウム等(硬度)、遊離炭酸は水の味をよくする要素として、有機物等(過マンガン酸カリウム消費量)、臭気強度(TON)、残留塩素は水の味を悪くする要素として、水温は水をおいしく飲むための要素と考えることができます。
おいしい水の水質要件
- 蒸発残留物が1リットルあたり30mgから200mgであること
- カルシウム、マグネシウム等(硬度)が1リットルあたり10mgから100mgであること
- 遊離炭酸が1リットルあたり3mgから30mgであること
- 有機物等(過マンガン酸カリウム消費量)が1リットルあたり3mg以下であること
- 臭気強度が3以下であること
- 残留塩素が1リットルあたり0.4mg以下であること
- 水温が最高セ氏20度以下であること
より一層おいしく飲む方法
仙台市の水道水はそのままでも十分おいしく飲んでいただけますが、より一層おいしく飲むには、水道水の温度と残留塩素が関ってきますので、次の方法があります。
その1 冷やす
普段ペットボトルの水を飲む時は、冷蔵庫に冷やしておきますよね。水道水も同じように冷やして飲むと清涼感が増してさらにおいしく感じます。
その2 汲み置きする
水道水には消毒用の塩素が入っています。大きめの鍋や口の広い清潔な容器に入れて、一晩程度汲み置きすると、塩素が程よく抜けておいしく飲むことができます。ただし、塩素が少なくなると細菌が繁殖しやすくなるので注意が必要です。ふたを閉めて冷蔵庫などに保存し、3日程度で使い切るようにしましょう。
その3 沸騰させる
沸騰させることも残留塩素を減らすために効果的な方法です。沸騰したらふたをとり、3〜5分そのままにしておきます。そのあとは火を止めて冷ましてから、冷蔵庫などに入れます。保存は、上記と同様にご留意ください。
ちょっと一工夫
レモン汁を2滴から3滴入れる
レモン汁の入ったお水はレストランなどでもよく出されます。レモンに含まれるビタミンCが還元剤として酸化物質を除去し、ほんのりレモン風味でおいしくいただけます。
竹炭を入れる
炭は塩素を吸着する作用のほか、脱臭効果もあります。汲み置きするときなどに、水道水1リットルに対し100グラム程度の竹炭を入れると効果的です。竹炭に含まれるミネラル分が溶け込んでまろやかになります。
水質管理課水質管理係
電話番号:022-281-3111
ファクス:022-281-3112