「水神さん」、「水神様」、古くから大切にされてきた水の神様の呼び名です。飲料水の源、田畑の水、防火用水、水車の動力、生活に欠かせない用途に使われる「水」を守るのが水神様でした。仙台藩祖・伊達政宗公は、仙台の町割りと同時期に早くから「城下町の水利が大事」と考え、広大なスケールの用水路を構想し、広瀬川の葛岡近く、郷六下を取水口として四ツ谷用水を開きました。この広瀬川上流、熊ケ根の青下ダムそばには水神碑が建てられています。水の守り神は水神、雷神、龍神、不動尊、弁天、井戸神様などさまざま。市内近郊の水源には30を超える水の神様の碑が点在し、水を静かに見守っています。清らかなせせらぎと優しい木立の中を散策しながら、水神様巡りを楽しんでみませんか。
【次回は四ツ谷用水「開水路」をご紹介します】
その1 暮らしの水を見守る、水の神様
